大学入試,AO入試のトフルゼミナール


主要難関大学の英語傾向分析と対策


 上智大学

 上智大学の長文読解の特徴は、大きく分けて2点に集約できます。まず1点目は、英文の量が圧倒的に多いということが挙げられます。従って「速読力」が求められます。2点目としては、長文の出典が現代的なものが多いことが考えられます。
 これは、現代英語の大きな流れが“Write as you talk”の方向に向かっていると言われていて、つまり現代の英文ライターは「普段話をしているように文章を書くべきだ」というルールに基づいて英文を書くことが多いのです。上智大学で現代的な出典が多いことは、複雑な構文の文章はあまり出題されず、速読に適した文章が多く出題されていることを意味します。
 次に単語問題ですが、これは難解な語彙が出題されることに定評があります。従って「単語集」で覚えるだけでは十分な語彙数とは言えません。長文の中で出てくる知らない単語も覚えていくことが良いでしょう。文法・語法問題に関しては、多様な形式で出題されます。まずは基本をマスターし、問題演習の際には理由付けを行うと良いでしょう。
 最後に「選択英作文」に関してですが、これは他大学ではあまりみられない問題で「提示された日本語の表現にふさわしい英文を選択肢の中から選ぶ」という形式です。文法・語法の知識と自然な英文として成立するかが重要です。

■トフルゼミナールでの上智大対策
上智慶應コース + 国語・歴史・数学など
英語スーパーコース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史・数学など

 早稲田大学

 早稲田大学で出題される読解問題の全般的特徴をひとことで言えば「オーソドックスな良問が揃っている」ということです。「オーソドックスな良問」とは、問題文のある程度細かな点から全体の要旨(main idea)まで、正確に把握しているかをしっかり試されるテストということです。ですから、小手先のテクニックやフィーリングでは到底太刀打ちできません。長期的に長文を読む訓練を積んできた者が、確実に得点できるようになっています。
 読解のテーマとしては、多岐に渡って出題されているというのが特徴です。学術的な堅い論説文から軽いエッセイ、本格的な小説文、果ては一般教養レベルの自然科学的読み物に至るまで、まんべんなく取り上げられています。文法・語法問題に関しては、独立問題で出題される学部とそうでない学部に分かれますが、長文を正確に読み解くにも正確な文法・語法の知識は不可欠だといえますので、基本文法は体系的に整理しておく必要があるでしょう。また、英作文については部分英作文・整序英作文・条件英作文などの形式で出題されます。いずれもまずは基本構文を正確にマスターしていくことが重要です。
■トフルゼミナールでの早稲田大対策
早稲田・文系総合コース + 歴史・数学・小論文など
上智慶應コース + 国語・歴史・数学など
早稲田国際教養受験コース + 歴史・数学・小論文などど

 慶應義塾大学(文)

 文学部の特徴をひとことで言えば「真の読解力を試す問題」です。その理由の主なものは以下のようになります。
[1] 出題される英文自体が本格的な評論文や文学的なエッセイである=単なる知識だけではなく、物事を深く考える習慣のある学生を求めている学部の姿勢が感じられます。
[2] さらにその分量も1,000字前後で入試としては比較的長めである=長文の分量が比較的長いこともテーマと無関係ではありません。内容の深い題材を説得力を持って読ませていくには、ある程度の長さが必要になってくるのです
[3] 設問の大半が記述式である=読解した英文を、日本語で表現する「国語力」をも同時に試そうとしていることが窺い知れます。日常の学習の際に自分の考えや読んだ文章を「日本語で的確に要約する訓練」を取り入れると、最も効果的な文学部対策になるでしょう。
[4] 辞書の使用が認められている=単に英単語をいっぱい覚えている学生よりも、文脈の流れを良く考えながら細かなニュアンスや特別な意味を、辞書を使いながらでも的確につかめる柔軟な思考力のある学生を求めているのでしょう。
■トフルゼミナールでの慶應大対策
上智慶應コース + 英文論述記述ゼミ + 歴史・小論文など
英語スーパーコース + 英文論述記述ゼミ + 歴史・小論文など

 慶應義塾大学(SFC)

 SFCの英語というと、何よりもまずその長文の長さが注目されるようですが過度にそれに振り回されてはいけません。確かにSFCの長文は1,000から2,000語ほどの長さがあり、他の大学の問題とは比較にならないほど長い印象は否めません。しかし「読み方」という点でいうと、500語の文と2,000語の超長文との間に根本的な差異はないのです。ただしtopicを押さえ、main ideaを捕らえ、paragraph patternを追う…そういったパラグラフリーディングができているかどうかが、結果に大きな違いを生むという点ではSFCに顕著な特徴といえます。
 また、文法や語彙の知識・運用能力なしに読解力アップはありえません。また実際に「長文空所補充問題」の中に組み込まれていますから、しっかりと対策を立てていくことが重要です。長文の内容に関しては「アカデミック」な文章ばかりです。大学1・2年の「基礎講読」の講義で扱いそうな特定学問分野の基礎知識と、典型的な問題設定を理解させる「○○概論」的なものです。こうした内容の文章は論旨展開が明瞭です。ということはパラグラフリーディングの有効性が極めて高いと言えます。
■トフルゼミナールでの慶應大(SFC)対策
上智慶應コース + 実践小論文
英語スーパーコース + 実践小論文

 慶應義塾大学(法・経・商)

 英語読解の特徴の一つは、非常に練られた問題が多いということです。言い換えるとパッセージの主旨やタイトルを問うような問題から、細部を正確に把握しているかを問う問題まで幅広く出題されます。また、各学部の性格を反映した文章を選び設問を形成していると印象を受けます。
 設問形式も多種多様で本文の内容一致問題のような一般的なものから、数人の学生の会話について発言者の意見の要旨を把握するものなどがあります。空所補充問題でも、空所に入る単語を選ぶものやクイズ的要素を取り入れたものなどがあります。
 文法・語法問題に関しては、独立問題で出題されることは減りつつありますが、読解力そのものが文法力を抜きにしては考えられないので、しっかりした文法力を身につけておくことが重要です。
■トフルゼミナールでの慶應大対策
上智慶應コース + 歴史・数学など
英語スーパーコース + 歴史・数学など

 国際基督教大学(ICU)

 国際基督教大学(ICU)の英語は「聴解力考査」と「読解力考査」が合わせて実施されます。「読解力考査」はここ数年、全体が2つに分けられ、PartⅠは長文読解内容一致問題が2問、PartⅡは長文中の空所補充問題が1問となります。

 PartⅠで問われることが多いのは、
 [1] 文章全体のテーマ
 [2] 段落の要旨
 [3] 特定箇所の解釈
 [4] 指示語の指す内容
 [5] 内容把握に基づく推論
――などです。[1]と[3]に関しては、本文中の表現を同一内容を表す別の表現にパラフレーズした選択肢を提示してくる場合が多いので、与えられた英文を別の言葉に置き換える訓練を積んでおく必要があるでしょう。
 [5]の推論の問題では、各選択肢が本文の中のどの箇所を言い換えたものなのか、を決定することが大切になります。いずれの場合にも本文で示された内容を正確に読み取り、勝手な想像で答えを導かないようにしなければなりません。

PartⅡでは、
 [1] 文法・語法の基礎知識
 [2] 論旨の展開に則した接続表現の決定
 [3] 並列関係・対比関係の読み取り
――などがあります。[1]については、普段からどれだけ文法を意識した学習をしているかが鍵になります。[2]に関しては文脈を正確に読みとる力を養っていくことが必要です。
[3]の場合も本文中のパラフレーズを発見する冷静な読みと、同一の表現形式の反復を見抜く力をつけていかなければなりません。
■トフルゼミナールでのICU対策
ICUコース
英語スーパーコース + 一般能力 + 学習能力 + リスニング

 青山学院大学

[文学部]内容一致のみの長文と、和訳+設問の要求に沿って要約する問題が出題される長文の計2題です。内容一致の長文は1,000語前後の「超」長文であり、選択肢が紛らわしいこと、和訳の長文は複雑な文構造を持つ文に下線が引かれていることが特徴です。
[国際政治経済学部]1題1題は短いパッセージなのですが、出題量を合計すると2,000語前後になります。これは1分間に読まなければならない量としては、慶應義塾大学SFCを上回ります。またテーマ英作文では、和文英訳の力を土台としてそこに自分の意見をまとめる構想力が要求されます。
[法学部]長文の文章自体の難易度は大学受験界のトップでしょう。ただし設問は代名詞の指示内容を問うもの、多義語の文中に於ける意味を問うもの、前置詞、接続詞、接続副詞が選択肢になった空所補充問題が量的に多く、この部分の得点で合格ラインに到達することは十分可能です。
[経済学部]同意語句選択問題で、下線が引かれている語句のレベルが高くなっています。
[経営学部]多機能語・多義語の文中での用法の問題が特徴的です。代名詞の指示内容を問うものも多く出題されます。
■トフルゼミナールでの青山学院大対策
英語スーパーコース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史など
ハイレベル私大英語コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史など

 立教大学

 立教大学の長文問題は、パラグラフの内容を整理しながら全体の論旨を見抜いていく力と、細部、具体例、事実関係をチェックしていく力が、同時に要求されるという意味で高度な読解力が必要とされます。合否を分けるポイントは以下の3つの形式です。
[1]空所補充=早慶上智以上の難易度を持つと言えるかもしれません。4つの選択肢を2つまで絞り込めても、最後で迷ってしまう問題が例年1・2題見られます。文脈を使う力、文法・語法の知識を総動員する必要があります。
[2]内容説明=30字前後の厳しい字数で、設問の要求に従ってまとめなければなりません。
[3]和訳=代名詞、構文、直訳だと日本語にならない箇所を、どう処理するのかという点を一つ一つクリアにしていくことで合格答案にたどり着きます。また英作文に関しては、語句整序問題・和文対照英文完成・部分和訳問題が文学部・経済学部・法学部・社会学部で出題されます。
■トフルゼミナールでの立教大対策
英語スーパーコース + 国語・歴史・数学など
ハイレベル私大英語コース + 国語・歴史・数学など

 立命館大学

 もっとも一般的なA方式では、長文問題2題、会話表現、イディオム・文法問題、整序・表現の計5題が出題されます(ただし国際関係学部と文学部英文専攻には、さらに長文1題と自由英作文が課されます)。
 長文問題では、1問につき600語から800語程度の比較的長い文が出題され、設問では内容理解を試す問題が主となり「長文の読解力を問う」という非常に正攻法の出題といえます。また、過去の出題をみると長文の内容自体はシンプルで論理展開も平易なものが多く、具体的な題材が中心となっているので、パラグラフリーディングがしっかりできていれば効果的です。その他の問題では、比較的問題量が多く一部クセのある問題や難問も出題されますが、高校のレベルを逸脱したものは少なく、速く正確に力が必要といえます。長文を含めた全体的な難易度は標準的で、どの分野においても基本をしっかり押さえられているかどうかが、そのまま得点に反映されますのでバランスの良い対策が必要です。
■トフルゼミナールでの立命館大対策
英語スーパーコース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史など
ハイレベル私大英語コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史など

 東京大学

 実際に東京大学の問題を見てみると、問題自体の難易度はそれほど高いものではないもののように思えるかもしれません。しかし以下の点に留意する必要があるでしょう。
[1]時間に比して量が多い難問・奇問の類はほぼ皆無ですし、一つ一つの文章の長さもそれほど長くはありませんが、制限時間通りに解いてみると時間という要素を強く意識させられることになるでしょう。
[2]一見やさしく見えるが解き始めると難しさがわかる 一見難しくなさそうですが、解き始めてみると問題の難しさを痛感することでしょう。問題作成の“巧さ”が言えると思います。こうした問題を解くには傾向を熟知しておくことが必須でしょう。出題傾向はほぼ毎年一定ですので、よく研究をし解答の順序などを考えておくのも良いでしょう。
[3]語彙レベルは標準的 東京大学というと、語彙も相当難度の高いものがでると思うかもしれませんが、実際にはそれほど高くはありません。上級レベルの単語集を1冊仕上げて、そのレベルを超える単語については、前後関係から類推するように日頃から心掛けるとよいでしょう。
■トフルゼミナールでの東大対策
東大・一橋コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史・数学など
トップ国公立コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史・数学など

 一橋大学

 一橋大学の問題は最難関のレベルです。以下のことを念頭に置いて対策をしてください。
[1] 時間に比して量が多い いわゆる難問・奇問の類はほぼ皆無ですが、ほとんどが記述問題であることなどを考えるとかなりの量と言えます。
[2] 記述の割合が高い ほぼすべての問題が記述です。本格的な記述の問題が多いので日本語の高度な表現力も必要です。この対策としては、常日頃より億劫がらずにペンを持って解答を書く、という練習をすること以外にありません。頭の中でなんとなく「書けそう」と思って安心していると、いざ解答を作成する段階になって時間や字数制限に悩まされることになりかねません。
[3] 語彙レベルも難易度が高い 英文自体のレベルが高いので、上級レベルの単語集を1冊仕上げておく必要があります。用例とともにしっかりと記憶に残るような覚え方を工夫してください。また、読解問題の中で出くわした未知の単語についても、貪欲に覚えていく姿勢が必要です。
■トフルゼミナールでの一橋大対策
東大・一橋コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史・数学など
トップ国公立コース + 英語速読ゼミ + 国語・歴史・数学など

 東京外国語大学

 何よりもまず内容説明や要約、和訳といった記述問題の割合が多いということがあげられます。扱われる文章は含蓄にとんだ良問が多いのが特徴。したがって、読解では筆者の意図や論旨を正確に読み取る力が要求され、同時にそれを簡潔にまとめる力が試されます。また、英作文は和文英訳をはじめ自分の意見をまとめる自由英作文が多く、発想力や幅広い知識を要求される問題が多く出題されます。
 こういった記述英作文の対策としては、日ごろから重要構文を自由に使いこなせるほどに覚えておくことと、自分なりの意見を英文でまとめられる習慣をつけることが重要です。
 また、リスニングを課す大学も多く、長めの文章をしっかりと聞き取れる力と、内容を正確に把握する力が必要になります。日ごろから英語ニュースなどに多く接し慣れることが必要です。
 いずれにしても難関国公立の英語は、相当に深い読解力と自在で柔軟な発想での表現力が要求されます。何度も非常に高い英語的センスが要求されますので、日ごろからの深く細部まで手をぬかない学習が必須となります。
■トフルゼミナールでの東京外国語大対策
東京外大コース + 難関大現代文 + 難関大ターゲット古文ほか
トップ国公立コース + 難関大現代文 + 難関大ターゲット古文ほか





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